OPTIONSメソッド 【OPTIONS method】 HTTP OPTIONS / OPTIONSリクエスト

概要

OPTIONSメソッド(OPTIONS method)とは、HTTP通信クライアント(Webブラウザなど)からWebサーバへ送るリクエストの種類の一つで、URLで指定した資源(リソース)に対するリクエストで可能な操作の種類(HTTPメソッド)を問い合わせるもの。

パスサーバ全体の場合は「*」とする)で示されるWebサーバ上のファイルや実行プログラムなどについて、クライアントからどのようなリクエストが可能かを問い合わせることができる。サーバレスポンスヘッダの「Allow:」フィールドでメソッドの種類(GETメソッドPOSTメソッドなど)を列挙する。

プリフライトリクエスト

クライアントから複数のサーバにまたがる通信を行うCORSCross-Origin Resource Sharing)では、リクエストの送信前にサーバCORS要求を受け付けられるかどうかをOPTIONSメソッドで確かめることができる。これを「プリフライトリクエスト」(preflight request)という。

クライアントは「Access-Control-Request-Method:」「Access-Control-Request-Headers:」「Origin:」の3つを記載したOPTIONSリクエストを送ると、サーバが当該オリジンが発したコンテンツからのCORS要求を許可するか拒否するかを回答する。

(2023.11.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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