DDR5-6000 【PC5-48000】

概要

DDR5-6000(PC5-48000)とは、DDR5 SDRAM規格のメモリ製品の仕様の一つで、3000MHz(メガヘルツ)までの外部クロック(バスクロック)に対応し、最高で48GB/s(ギガバイト毎秒)のデータ伝送が可能なもの。

「DDR5-6000」はメモリチップの規格で、3000MHzの倍速駆動(DDRDouble Data Rate)に対応し、毎秒60億回(6000MT/s)のデータ伝送が可能なことを示している。「PC5-48000」は対応するメモリモジュールの規格で、最大データ転送速度が48.0GB/sであることを示している。

DDR5RAMをコンピュータに装着するメモリモジュールおよび伝送方式の標準規格の一つで、主にパソコンやサーバのメインメモリとして利用される。DDR4を改良した後継規格で、同一クロックのDDR4の2倍の速度でデータ転送が可能となり、低電圧化により消費電力が削減されている。DDR4とはピン配列や切り欠きの位置が異なる288ピンのコネクタを利用するため、DDR4以前の規格とは互換性がなく、DDR5用に設計されたモジュールおよびマザーボードを揃える必要がある。

(2023.5.22更新)

メモリの用語一覧

DDR5 SDRAMメモリ仕様一覧

メモリチップ メモリモジュール バスクロック 転送回数 転送速度

DDR5-4000

PC5-32000

2000MHz4000MT/s32.0GB/s

DDR5-4400

PC5-35200

2200MHz4400MT/s35.2GB/s

DDR5-4800

PC5-38400

2400MHz4800MT/s38.4GB/s

DDR5-5200

PC5-41600

2600MHz5200MT/s41.6GB/s

DDR5-5600

PC5-44800

2800MHz5600MT/s44.8GB/s

DDR5-6000

PC5-48000

3000MHz6000MT/s48.0GB/s

DDR5-6400

PC5-51200

3200MHz6400MT/s51.2GB/s

DDR5-6600

PC5-52800

3300MHz6600MT/s52.8GB/s

DDR5-6800

PC5-54400

3400MHz6800MT/s54.4GB/s

DDR5-7000

PC5-56000

3500MHz7000MT/s56.0GB/s

DDR5-7200

PC5-57600

3600MHz7200MT/s57.6GB/s

DDR5-7600

PC5-60800

3800MHz7600MT/s60.8GB/s