バウンダリ 【boundary】 バウンダリー

概要

バウンダリ(boundary)とは、境界、限界、限度などの意味を持つ英単語。IT分野では、記憶領域を同じ長さごとに分割した境界や、機器やシステムネットワークなどが外部と接する境目などのことをこのように呼ぶ。

メモリアクセスのバウンダリ

コンピュータ内部でCPUメインメモリRAM)にアクセスする際、一度のアクセスで読み書きできるデータ長32ビット64ビットといったように一定の長さに決まっている。

データを置くメモリ上の番地(アドレス)を、このデータ長の整数倍に揃えることで効率よくアクセスできるようにすることを「アライメント」(alignment)と言い、メモリ上に設定されたデータ配置の境界をバウンダリという。

例えば、バウンダリが4バイトごとに設定されている場合、格納するデータの長さによらず、4の倍数の番地を先頭としてデータの配置をうように調整する。データの長さが4の倍数バイトではない場合は、データ終端から次のバウンダリまで無意味な埋草のデータパディングという)を詰め込む。

(2022.1.31更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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