Non-ECCメモリ 【Non-ECC memory】 ノンECCメモリ
概要
Non-ECCメモリ(Non-ECC memory)とは、コンピュータのメインメモリ(RAM)に用いるメモリモジュールの種類の一つで、データ転送時の誤り訂正符号の算出・記録に対応していないもの。ECCメモリではないメモリ。メモリモジュールの中には、データの記録・転送時に生じる誤りの検知や訂正ができるよう、記録時に一定の手順で誤り訂正符号(ECC:Error Correcting Code)を算出して記録することができるものがある。このような製品をECCメモリと呼ぶが、これと対比してそのような仕組みのない製品のことをNon-ECCメモリという。
ECCメモリは信頼性が高いが高価なため、主に業務用のサーバコンピュータなどで用いられる。一般的なパソコンなどに搭載するメインメモリの多くは安価なNon-ECCメモリである。
(2019.6.17更新)