読み方 : ノンイーシーシーメモリ

Non-ECCメモリ【Non-ECC memory】ノンECCメモリ

概要

Non-ECCメモリとは、コンピュータメインメモリRAM)に用いるメモリの種類の一つで、データ転送時の誤り訂正符号の算出・記録に対応していないもの。ECCメモリではないメモリ製品のこと。
Non-ECCメモリのイメージ画像

メモリ上のデータは電気的なノイズや回路の劣化、宇宙から飛来する高エネルギー粒子線などの影響で稀にビット反転ソフトエラー)という記録内容の損壊が生じることがある。メモリ製品のうち「ECCメモリ」というタイプの製品は、こうしたエラーに備え、データ書き込み時に誤り訂正符号を計算して付加し、読み出し時に誤りの検出や訂正を行う仕組みを備えている。

一方、Non-ECCメモリとはそのような誤り検知機能を搭載していない製品のことである。物理的なエラーが発生した場合はシステムクラッシュやデータ破損につながる可能性がある。ただし、現代のメモリは製造品質が向上しており、一般的なパソコンなどの用途においてメモリエラーが実害をもたらす頻度は十分に低いと考えられている。

Non-ECCメモリはECCメモリと比べてチップ構成が単純なため低コストで製造でき、同一規格であれば容量あたりの価格が安い。一般消費者向けのデスクトップパソコンノートパソコンスマートフォンタブレット端末などはほとんどの製品でNon-ECCメモリを採用している。ECCメモリは金融機関が運用する基幹システム向けのサーバなど、高い信頼性が求められる大規模システムでの採用が主である。

他の辞典等による「Non-ECCメモリ」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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