読み方 : エルアールディム

LRDIMM【Load Reduced Dual In-Line Memory Module】Load-Reduced DIMM

概要

LRDIMMとは、DDR SDRAMメモリモジュールDIMM)仕様の一つで、コントローラとメモリチップの間のすべての通信をバッファ回路を介して行なうもの。容量や高速性が重視されるサーバ向け製品などで用いられる。
LRDIMMのイメージ画像

従来の「UDIMM」(Unbuffered DIMM)、「RDIMM」(Registered DIMM)に加え、DDR3 SDRAM規格から新たに追加されたモジュールである。クロックやアドレスなどの制御信号をバッファリングするRDIMMをさらに発展させた方式で、データ信号を含めすべての信号がバッファ回路を経由する。

メモリコントローラから見ると、モジュール上に存在する多数の物理的なチップがあたかも少数のチップであるかのように認識される。これによって1枚のモジュールに最大8ランク(信号を共有するメモリチップのグループ)を収容でき、1スロットあたりの搭載容量が飛躍的に大きくなる。複数枚のモジュールを同時に装着した場合でも安定した動作を維持しやすい。

一方、バッファICデータ信号を中継する分だけ遅延(レイテンシ)が生じるため、同世代のRDIMMと比較するとアクセス速度はやや低下する傾向にある。また、バッファICを搭載する分だけ部品点数が増えるため、製造コストはRDIMMより高く、消費電力も大きくなる。専用のマザーボードでのみ動作し、サーバ向けの製品がほとんどであるため、一般的なデスクトップパソコンノートパソコンでは利用できない。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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