LPDDR3 【Low Power DDR3】 LPDDR3 SDRAM

概要

LPDDR3(Low Power DDR3)とは、パソコンなどのメインメモリ(RAM)としてよく用いられるDDR SDRAM規格の派生規格で、低電圧・低消費電力のメモリ規格。LPDDR2の後継規格で、2012年5月に発表された。2013年頃からスマートフォンなどの携帯機器で採用されている。

電圧や入出力、省電力機能などの基本的な仕様はLPDDR2から引き継がれているが、入出力ピンあたりの転送密度を2倍に高め、最高で1.6GT/s(毎秒16億転送)のデータ伝送が可能となる。また、同一の転送速度ならLPDDR2より何割か低い消費電力で動作する。

複数のDRAMチップを積層したDDP(Dual Die Package)やQDP(Quad-Die Package)などのパッケージ、および、複数のICパッケージを積層したパッケージオンパッケージ(PoP)などの高密度なメモリチップにも対応した。

(2020.1.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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