読み方 : エルピーディーディーアールスリー
LPDDR3【Low Power DDR3】LPDDR3 SDRAM
概要

DRAMは揮発性メモリの一種で、コンピュータ内部でCPUが処理するデータを一時的に保持するメインメモリとして用いられる。パソコンなどで用いられるメモリの有力な規格として「DDR SDRAM」シリーズがあり、モバイル向けの派生規格として「LPDDR」シリーズがある。
LPDDR3はモバイル向けDDRメモリ規格の第3世代にあたる。電圧や省電力機能などの基本仕様はLPDDR2から受け継ぎつつ、入出力ピンあたりの転送密度を2倍に高め、最高で1.6GT/s(毎秒16億回転送)のデータ伝送を実現している。同じ転送速度であればLPDDR2より消費電力を抑えて動作できる。
動作電圧は主に1.2Vで、パソコンやサーバ向けのDDR3 SDRAM(1.5V)より低い。電圧が低いほど消費電力が減るため、バッテリー駆動時間を重視するモバイル機器に適している。また、待機時や未使用回路への電力供給を抑える仕組みも備えており、端末の電池持続時間の延長に寄与する。
メモリチップのICパッケージの形式も多様化し、複数のDRAMチップを積層した「DDP」(Dual Die Package)や「QDP」(Quad-Die Package)などのパッケージ、および、複数のICパッケージを積層した「パッケージオンパッケージ」(PoP)などの高密度なパッケージ方式にも対応している。
(2026.4.30更新)