読み方:ディーディーアールファイブごせんにひゃく
DDR5-5200 【PC5-41600】
概要
DDR5-5200(PC5-41600)とは、DDR5 SDRAM規格のメモリ製品の仕様の一つで、2600MHz(メガヘルツ)までの外部クロック(バスクロック)に対応し、最高で41.6GB/s(ギガバイト毎秒)のデータ伝送が可能なもの。「DDR5-5200」はメモリチップの規格で、最高2600MHzのクロック信号で駆動することができる。信号1周期ごとに2回転送する倍速駆動(DDR:Double Data Rate)で動作し、5200MT/s(毎秒52億回)の頻度でデータを伝送することができる。
「PC5-41600」は対応するメモリモジュールの規格で、DDR5-5200規格のメモリチップを基板上に複数実装し、マザーボードのメモリスロットに差し込んで使用する。モジュール全体でコンピュータ本体側と最高41.6GB/sのデータ転送速度で通信することができる。
DDR5 SDRAMとは
DDR5はRAMをコンピュータに装着するメモリモジュールおよび伝送方式の標準規格の一つで、主にパソコンやサーバのメインメモリとして利用される。DDR4を改良した後継規格で、同一クロックのDDR4の2倍の速度でデータ転送が可能となり、低電圧化により消費電力が削減されている。
据え置き型コンピュータのマザーボードに差し込む通常型のDIMMはDDR4と同じ288ピンだが、ピン配列や切り欠きの位置が異なるため互換性はなく、専用の製品が必要となる。ノートパソコンや産業機器などに組み込む小さなサイズのSO-DIMMは262ピンで、これもDDR4以前のSO-DIMMとは互換性がない。
(2025.8.30更新)
メモリの用語一覧
その他の関連用語
DDR5 SDRAMメモリ仕様一覧
メモリチップ | メモリモジュール | バスクロック | 転送回数 | 転送速度 |
---|---|---|---|---|
DDR5-4000 | PC5-32000 | 2000MHz | 4000MT/s | 32.0GB/s |
DDR5-4400 | PC5-35200 | 2200MHz | 4400MT/s | 35.2GB/s |
DDR5-4800 | PC5-38400 | 2400MHz | 4800MT/s | 38.4GB/s |
DDR5-5200 | PC5-41600 | 2600MHz | 5200MT/s | 41.6GB/s |
DDR5-5600 | PC5-44800 | 2800MHz | 5600MT/s | 44.8GB/s |
DDR5-6000 | PC5-48000 | 3000MHz | 6000MT/s | 48.0GB/s |
DDR5-6400 | PC5-51200 | 3200MHz | 6400MT/s | 51.2GB/s |
DDR5-6600 | PC5-52800 | 3300MHz | 6600MT/s | 52.8GB/s |
DDR5-6800 | PC5-54400 | 3400MHz | 6800MT/s | 54.4GB/s |
DDR5-7000 | PC5-56000 | 3500MHz | 7000MT/s | 56.0GB/s |
DDR5-7200 | PC5-57600 | 3600MHz | 7200MT/s | 57.6GB/s |
DDR5-7600 | PC5-60800 | 3800MHz | 7600MT/s | 60.8GB/s |