LPDDR2 【Low Power DDR2】 LPDDR2 SDRAM

概要

LPDDR2(Low Power DDR2)とは、パソコンなどのメインメモリとしてよく用いられる「DDR SDRAM」の派生規格で、低電圧・低消費電力の仕様の一つ。オリジナルのLPDDR(LPDDR1)の後継規格で、2009年4月に発表された。省電力が求められるノートパソコン携帯電話などで用いられた。

2003年に発表されたLPDDRの初版を改良したもので、揮発性メモリDRAMSDRAM)だけでなくフラッシュメモリなどの不揮発性メモリにも新たに対応した。SDRAMについての規格は「LPDDR2-SX」(LPDDR2-S2およびLPDDR2-S4)、不揮発性メモリについての規格は「LPDDR2-NVM」(あるいはLPDDR2-N)と呼ばれる。

LPDDR1では1.8Vだった動作電圧を、一部の電源回路で1.2Vまで下げ、さらに消費電力を抑制している。クロック周波数100MHzDDRLPDDR2-200)から533MHzDDRLPDDR2-1066)までが定義され、LPDDR1よりも高速な動作に対応している。

(2023.8.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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