インターリーブ【interleaving】

概要

インターリーブとは、データの入出力や通信において、連続して配置できるデータをあえて不連続に分散させる手法。複数の記憶装置へデータを分割して並列転送することで読み書き速度を高めたり、送信データの順序をシャッフルして誤り訂正能力を強化したりする目的で用いられる。
インターリーブのイメージ画像

記憶装置の制御では、複数の装置を並列に動作させ、データを一定量ずつ分割して各装置へ同時に送ることで、書き込み・読み出しの速度を高める。特に、メインメモリの複数モジュール間でこの仕組みを適用したものを「メモリインターリーブ」(memory interleaving)と呼ぶ。CPUがメモリにアクセスする際、一方のモジュールへのアクセスが完了する前に他方へのアクセスを開始できるため、待ち時間が短縮される。

ストレージの分野では、複数のディスクにデータを分散して並列に読み書きするRAIDの「ストライピング」(RAID 0)も、同種の発想に基づく手法である。データを複数の記憶媒体に分散することで、単一の装置に書き込む場合と比べてスループットが向上し、大容量データの処理をより高速に行える。

データ伝送においては、送信前に元のデータの並び順をあえてシャッフルし、受信側で元の順序に戻すという用途がある。通信路では、ノイズや障害が短時間に集中して発生する「バースト誤り」(burst error)が生じやすい。インターリーブを施さない場合、こうした誤りは連続した箇所に集中するため、誤り訂正符号の能力を超えることがある。データの順序をあらかじめ入れ替えておくと、受信後に並び順を復元した段階でバースト誤りが分散し、誤り訂正処理が機能しやすくなる。この方式は移動体通信や衛星通信など、バースト誤りが発生しやすい環境で採用されている。

(2026.6.19更新)
 

他の辞典等による「インターリーブ」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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