インターリーブ 【interleaving】

概要

インターリーブ(interleaving)とは、データ入出力通信において連続的に信号やデータを扱う際、時間や空間などの何らかの物理的な広がりに対してわざと不連続にデータを配置する手法。転送速度の向上や誤り訂正などのためにわれる。

例えば、記憶装置データを記録する際に、複数の装置を一体的に制御し、データを一定量ごとに分割して各装置に同時に送ることにより書き込み速度を向上させる手法がある。メインメモリメモリモジュール間でそのような手法を用いることを特に「メモリインターリーブ」(memory interleaving)という。

また、データ伝送の際に元のデータを短い単位であえてシャッフルし、受信後に元の順番に戻すという手法もある。この場合、トータルの伝送速度はわずかに犠牲になるが、ある箇所に集中して連続的に起きる「バースト誤り」(burst error)が発生しても、順番を復元した後のデータでは誤り箇所が不連続に散らばるため、誤りの検出・訂正が容易になる。

(2020.2.4更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる