節記号 【section sign】 § / セクションマーク / セクション記号 / silcrow

概要

節記号(section sign)とは、記号文字の一つで、「S」の字を上下に重ね合わせたような形の記号「§」のこと。文章中で節の区切りを表す記号として用いられる。

欧米の文書に用いられる約物に由来する記号で、長い文章を複数の節(section)に分けた際、節の冒頭で「§1」のように節番号を表示したり、「§1 はじめに」のように節の見出しを表示するのに用いられる。

日本語の文字コードにはJIS X 0208などに収録されており、以前からよく利用されている。欧米の文字コードではASCII標準には無いが、これを拡張した8ビットISO 8859ではいくつかの言語向けで167番(16進数A7)として収録されており、欧文でも以前から一般的に利用されている。Unicodeでは U+00A7 (Section Sign)として収録されている。

(2023.8.5更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる