ライフサイクルマネジメント 【LCM】 Lifecycle Management / ライフサイクル管理
概要
ライフサイクルマネジメント(LCM)とは、何らかの対象物について、特定の過程や段階だけでなく、最初から最後まで全体を通して管理すること。「ライフサイクル」(lifecycle)とは人の誕生から死までの過程を円環状の図で表現したもので、転じて、ビジネス分野では製品やサービスなどが生まれてから消えるまでの全過程などを表す概念として用いられる。
ライフサイクルマネジメントは特定の過程や工程、段階のみを管理するのではなく、様々な部門や組織が連携して全体を通して管理することで、工程単位や部署単位の局所最適に陥らずに全体最適を目指す管理手法である。
分野や対象によって具体的な過程の変遷や管理手法は異なる。「製品ライフサイクルマネジメント」(PLM:Product Lifecycle Management)であれば製品の企画・開発から製造、販売、保守、廃棄までが対象となり、「PCライフサイクルマネジメント」であれば組織へのパソコンの調達・導入から運用、保守、廃棄(入れ替え)までが対象となる。
(2023.10.15更新)