ライフサイクルマネジメント 【LCM】 Lifecycle Management / ライフサイクル管理

概要

ライフサイクルマネジメント(LCM)とは、何らかの対象物について、特定の過程や段階だけでなく、最初から最後まで全体を通して管理すること。

ライフサイクル」(lifecycle)とは人の誕生から死までの過程を円環状の図で表現したもので、転じて、ビジネス分野では製品やサービスなどが生まれてから消えるまでの全過程などを表す概念として用いられる。

ライフサイクルマネジメントは特定の過程や工程、段階のみを管理するのではなく、様々な部門や組織が連携して全体を通して管理することで、工程単位や部署単位の局所最適に陥らずに全体最適を目指す管理手法である。

分野や対象によって具体的な過程の変遷や管理手法は異なる。「製品ライフサイクルマネジメント」(PLM:Product Lifecycle Management)であれば製品の企画・開発から製造、販売、保守、廃棄までが対象となり、「PCライフサイクルマネジメント」であれば組織へのパソコンの調達・導入から運用保守、廃棄(入れ替え)までが対象となる。

(2023.10.15更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる