プログラムマネジメント 【PgM】 Program Management
概要
プログラムマネジメント(PgM)とは、互いに関連する複数のプロジェクトを管理すること。また、そのための体系的な方法論。大企業や官公庁など大きな組織で必要となることが多い。プロジェクト(project)が特定の目的を達成するために一定期間行われる一連の活動の総体であるのに対し、ここでいう「プログラム」(program)は組織の戦略的な目標を達成し、またその状態を維持するために行われる一連の活動であり、並行して実施される複数のプロジェクトを包含する。
プログラムには管理権限を持ち目標の達成に責任を負う「プログラムマネージャ」(program manager)が置かれ、計画の策定や進捗の管理、メンバーの監督、スポンサー(通常は組織の経営層)への説明と承認の獲得、重要事項に関する意思決定などを行う。
傘下の個々のプロジェクトが円滑に進むよう、各プロジェクトマネージャを監督し、組織内の様々な資源を差配してプロジェクトに割り当てる。期限やゴールが来て終わる性質の活動ではなく、プログラム内で行われるプロセスを継続的に監視・評価して改善案を立案し、体系的に適用していくのも重要な役目となる。
(2024.7.10更新)