読み方 : コンティンジェンシーよび

コンティンジェンシー予備【contingency reserve】

概要

コンティンジェンシー予備とは、プロジェクトの計画で設けられる予備の資金や期間のうち、事前にリスクとして認識されていた事態が顕在化した場合に備えて積み立てられたもの。
コンティンジェンシー予備のイメージ画像

計画時に将来起こりうる事態として想定されたトラブルや遅延(既知の未知)などのために、あらかじめ確保された予算や期間の余裕分のこと。PMBOKではコストやスケジュールのベースラインに含まれており、プロジェクトマネージャの裁量で使用することができる。

これに対し、事前に認識できない不測の事態(未知の未知)に備えるための予備の予算や期間を「マネジメント予備」(management reserve)という。

(2020.5.18更新)

資格試験などの「コンティンジェンシー予備」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平25秋 問42】 プロジェクトにおいて、当初のプロジェクト範囲に含まれている、予測はできるが発生することが確実ではないイベントの対策費用のことをコンティンジェンシー予備という。