コンティンジェンシー予備 【contingency reserve】

概要

コンティンジェンシー予備(contingency reserve)とは、プロジェクトの計画で設けられる予備の資金や期間のうち、事前にリスクとして認識されていた事態が顕在化した場合に備えて積み立てられたもの。

計画時に将来起こりうる事態として想定されたトラブルや遅延(既知の未知)などのために、あらかじめ確保された予算や期間の余裕分のこと。PMBOKではコストやスケジュールのベースラインに含まれており、プロジェクトマネージャの裁量で使用することができる。

これに対し、事前に認識できない不測の事態(未知の未知)に備えるための予備の予算や期間を「マネジメント予備」(management reserve)という。

(2020.5.18更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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