リスクレベル 【risk level】

概要

リスクレベル(risk level)とは、想定されるリスクの重大さ。事象の起こりやすさと、実際に起きたときの被害の大きさなどを勘案し、低、中、高などの尺度で表現することが多い。

事業の遂行などに伴って将来起こりうる悪い出来事やその確率、損害の程度を「リスク」(risk)という。リスクには様々な種類があり、滅多に起こらないが大きな損失をもたらすもの(戦争など)、時々起きるが被害は小さいもの(作業ミス、停電など)といった性質の違いがある。

リスクレベルはリスク事象の生起頻度と見積もられる損害の大きさによってリスクを評価・分類したもので、優先度や対処方法を決める際の基礎となる。情報セキュリティ管理についての標準規格であるJIS Q 27000では「結果とその起こりやすさの組合せとして表現される,リスクの大きさ」と定義されている。

(2023.9.29更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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