奇数パリティ 【odd parity】 奇数パリティチェック

概要

奇数パリティ(odd parity)とは、誤り検出方式の一種であるパリティチェックで、ビット列中に含まれる「1」の個数が偶数個ならパリティビットを「1」に、奇数個なら「0」にする方式。

パリティを含めたデータ全体で常に「1」の数が奇数になるようにパリティビットを決定することからこのように呼ばれる。例えば、もとのビットが「0001」(「1」の数が1個)や「1110」(3個)などの場合にパリティビットが「0」に、「0000」(0個)や「1010」(2個)、「1111」(4個)などの場合に「1」にセットされる。

一方、これとは逆に、ビットの「1」の個数が奇数個ならパリティビットを「1」に、偶数個なら「0」に設定する方式を「偶数パリティ」(even parity)という。一般的には奇数パリティより偶数パリティの方がよく利用される。

(2021.10.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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