エッジロケーション 【edge location】

概要

エッジロケーション(edge location)とは、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)などで、閲覧者へのコンテンツ配信のために分散配置された拠点および設備のこと。大手サービスでは全世界の主要都市に配置されている。

CDNWebサイトなどの運営者からコンテンツを預かり、自社の拠点に複製(キャッシュ)して閲覧者からの要求に応じて提供する。閲覧者がebサイトを開くと、CDNが地理的に最寄りの拠点へ自動的に誘導し、負荷の分散を図る。

エッジロケーションはCDNコンテンツ配信のために設けた拠点施設で、なるべく多くの利用者に近くから配信できるよう、人口密集地などを選んで小規模な施設を多数設置している。大都市などでは一つの都市に複数の拠点を設ける場合もある。

Amazon Web Servicesなどの大手サービスの場合、先進国の主要都市を中心に世界に100以上のエッジロケーションを設けている。これらは通常の(フルサービスの)データセンターの区分(リージョンアベイラビリティゾーン)とは別に設置されており、CDNサービスの配信サーバDNSサーバなど一部の機能に限って運用されている。

(2021.11.12更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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