パーティションキー 【partition key】
DynamoDBではリレーショナルデータベース(RDB)のようにテーブルに一件ずつデータの組(アイテム)を格納していく。アイテムは複数の属性(attribute)の組として表されるが、RDBとは異なりアイテムごとに異なる属性の組み合わせを格納することができる。
テーブル内でアイテムを識別する手段が必要となるため、全アイテムに共通の属性を2つ設定し、片方を「パーティションキー」(partition key)、もう一方を「ソートキー」(sort key)とする。両者を合わせてアイテムを一意に識別する「主キー」(primary key)とする。
いずれのキーも単体で一意である必要はないが、値の組み合わせは一意である必要があり、RDBにおける複合主キーと同じ仕組みになっている。ソートキーはテーブル内でのアイテムの整列(ソート)の順位付けに用いられる。
テーブルはクラウド上で10GBごとの「パーティション」と呼ばれる単位に分割されて記録されるが、アイテムがどのパーティションに属するかをパーティションキーからハッシュ関数で算出したハッシュ値によって決定する。パーティションキー自体を複数の属性の複合として指定することもできる。
(2024.2.16更新)