CCoE 【Cloud Center of Excellence】
概要
CCoE(Cloud Center of Excellence)とは、企業などで情報システムのクラウド利用を推進するために設置される、全社横断型の組織。クラウド活用に必要な人材や資源、知見などを集積し、各部門のクラウド利用を促進する。「CoE」(Center of Excellence)とは組織内に散らばる人材や設備、ノウハウなどの経営資源を特定のテーマや戦略に沿って一か所に集積し、組織横断的に活用できるようにするための拠点や部署、施設などを指す。CCoEは「クラウドのCoE」、すなわちクラウド推進をテーマに設置された組織横断型の拠点である。
CCoEを通じて全社的にクラウド活用に取り組むことで、クラウド利用に積極的な部門と消極的な部門の温度差をなくし、足並みを揃えてクラウド導入を進めることができる。クラウドに関する人材育成や情報共有なども全社的に取り組むことができ、ノウハウやベストプラクティスを速やかに広めることができる。
また、セキュリティ部門やコンプライアンス部門を巻き込んでセキュリティポリシーやITガバナンス、共通のガイドラインなどを整備することで、部署独自に導入したクラウドを通じて知らぬ間に機密情報が流出してしまうといったリスクを軽減することができる。
(2023.3.2更新)