読み方 : ぐうすうパリティ

偶数パリティ【even parity】

偶数パリティとは?

データ伝送や記録の際にビット誤りを検出するためのパリティチェック方式の一つで、データビット列に1ビットの「パリティビット」を付加し、全体の「1」の個数が常に偶数になるよう調整する方式。
偶数パリティのイメージ画像

送信側は、ビットで表したデータに含まれる「1」の個数を数え、その合計がすでに偶数であればパリティビットを「0」に、奇数であればパリティビットを「1」に設定して送り出す。例えば、ビット列「1101」には「1」が3個(奇数)なので、パリティビットは「1」となり、全体の「1」の個数が4個(偶数)にそろえられる。受信側では届いたデータ全体の「1」の個数を数え直し、偶数であれば正常、奇数であれば何らかのビット反転が起きたと判断する。

この方式が検出できるのは、奇数個のビットが反転した場合に限られる。1ビットや3ビットの反転は「1」の個数の偶奇を変えるため検出できるが、2ビットや4ビットが同時に反転すると偶奇が元に戻り、誤りを見逃す。また、誤りの有無は分かっても、どのビットが反転したかの特定や修正はできない。誤りの自動修正にはハミング符号など、より複雑な「誤り訂正符号」が必要となる。

偶数パリティと対になる方式が「奇数パリティ」で、こちらは全体の「1」の個数が常に奇数になるようパリティビットを設定する。どちらを採用するかは通信規格や機器の仕様によって異なるが、一般に偶数パリティの方が広く用いられる。構造が単純で演算負荷が小さいことから、シリアル通信メモリの誤り検査など、処理速度を優先する場面で古くから使われてきた方式である。

他の辞典等による「偶数パリティ」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「偶数パリティ」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
令6修12 問3】 7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
令5修12 問3】 7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
令4修12 問6】 7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
平30修6 問3】 7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
平28修6 問3】 7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
平24修12 問3】 7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
平23修6 問3】 7ビットの文字コードの先頭に1ビットの偶数パリティビットを付加するとき,文字コード30,3F,7Aにパリティビットを付加したものはどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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