SSSD 【System Security Services Daemon】

概要

SSSD(System Security Services Daemon)とは、オープンソース認証クライアントの一つで、Linux上で外部のディレクトリサービスへのアクセスや認証機能の利用を可能にするもの。

ディレクトリサービスクライアントとして機能し、ネットワークを介して認証プロバイダに接続し、認証情報の取得や認証手続きをうことができる。利用者認証プロバイダ上のアカウントを用いてログインすることができる。

接続先としてOpenLAPなどのLDAPサーバ、FreeIPAなどのIdMアイデンティティ管理システム)、Windows ServerActive Directoryに対応しており、LinuxからActive Directoryドメインに参加してKerberos認証うといった使い方が可能になる。

オープンソースIdM開発するFreeIPAプロジェクトから派生したソフトウェアで、初版は2009年に公開された。GPLGNU General Public License)に基づいてオープンソースソフトウェアとして公開されている。

(2023.5.1更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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