ログインセッション 【login session】

概要

ログインセッション(login session)とは、利用者の認証が必要なコンピュータシステムで、ある利用者がログインしてからログアウトするまでの間の期間。利用者が自らの権限に基づいて対話的にシステムを操作できる。

利用者を識別して権限に基づいてアクセス制御を行うシステムでは、利用者は利用開始時に身元を名乗り出て本人であることを証明する「ログイン」(login)手続きが必要となる。ユーザー名とパスワードを入力するパスワード認証や他の認証方式が用いられる。

利用者はシステムの利用を終了する際には「ログアウト」(logout)手続きを行い、本人が端末の前から離席するなどしても勝手に第三者が利用できないようにする。このログインからログアウトまでの期間がログインセッションで、利用者は自らに与えられた権限に基づいてシステムに対する操作を行うことができる。

ログインセッションは通常、明示的なログアウト操作によって終了するが、システムによっては利用者が無操作の状態が一定時間継続したら、すでに離席したか端末とシステムの通信が切断されたと判断して自動的にログアウト処理を行い、強制的にログインセッションを終了する仕組みになっている場合もある。

(2023.11.22更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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