パスワードリマインダ【password reminder】
概要

リンクをたどると案内画面が表示され、登録済みのメールアドレスや利用者IDを入力する手順に進む。本人確認が済むと、パスワード再設定画面を開くための専用URLがメールで送信される。利用者はそのリンクから新しいパスワードを設定し直すことで、再びアカウントにログインできる。
再設定用URLには10分や30分といった比較的短い有効期限が設けられるのが通常であり、規定の時間が経過すると無効になる。その場合は手順を最初からやり直し、新たにURLを発行する必要がある。SMSで一時的な認証コードを送る方式や、事前に登録した「秘密の質問」への回答で本人確認を行う方式が用いられることもある。
かつては登録時のパスワードをそのままメールで通知する方式も見られたが、現在ではほとんど使われない。この方式はパスワードを平文でデータベースに保存していることを意味し、サーバへの不正アクセスが発生した際に一覧で流出するリスクがある。通知メールの盗み見による漏洩も懸念される。現代的なシステムではパスワードをハッシュ関数で変換したハッシュ値のみを保存するのが一般的で、運営側でも元のパスワード自体は復元できないようになっており、パスワードを直接通知する方式は技術的にも成立しない。
「秘密の質問」については、生年月日や出身地など推測しやすい内容は安全性が低く、SNSなどで公開している情報から回答を特定される事例もある。簡単に推測できないように「ひねった」質問にすると何と回答したか本人が忘れてしまう場合がある。秘密の質問方式は現代ではあまり推奨されておらず、廃止してメールやSMSによる本人確認のみに絞るサービスも増えている。
(2026.5.22更新)