JPCERT/CC 【Japan Computer Emergency Response Team/Coordination Center】 JPCERTコーディネーションセンター

概要

JPCERT/CC(Japan Computer Emergency Response Team/Coordination Center)とは、サイバーセキュリティに関連する事象(インシデント)の情報を収集し、注意喚起や対応支援、関連情報の発信をう国内の中心的な組織の一つ。

日本の代表的なCSIRT(Computer Security Incident Respose Team)で、国内外の情報セキュリティ対策活動のコーディネートをったり、国際的なCSIRTコミュニティのFIRSTやAPCERTなどに加盟して各国代表CSIRTとの連携窓口を担っている。

インターネット上で発生するセキュリティ関連事象の情報を収集し、分析して詳細情報の公表や注意喚起をい、国内CSIRTインシデント対応を支援している。ソフトウェアに発見された保安上の欠陥(脆弱性)について、発見者からの報告の受付窓口となり、開発者などに情報を提供して対応を促すなどの活動もっている。

アジア・太平洋の各国・地域のCSIRTと連携してインターネット上のセキュリティ関連事象の定点観測をう「TSUBAMEプロジェクト」や、国内のソフトウェアの脆弱性情報を収集・公開する「JVN」(Japan Vulnerability Notes)などの運営、日本シーサート協議会やフィッシング対策協議会の事務局としてもよく知られる。

1992年に当時のインターネット運営に携わる有志の技術者や研究者がボランティアとして始めた活動で、1996年から「JPCERT/CC」の名称で活動している。1998年に国内CSIRTとして初めてFIRST(Forum of Incident Response and Security Team)に加盟した。2003年に有限責任中間法人として法人格を取得、2009年に一般社団法人に改組した。

(2022.8.1更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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