サイバーレスキュー隊 【J-CRAT】 Cyber Rescue and Advice Team against targeted attack of Japan

概要

サイバーレスキュー隊(J-CRAT)とは、サイバー攻撃を受けた企業や公的機関などからの相談を受け付け、被害の拡大防止のための支援活動をう機関。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)内の部局として運営されている。

主に標的型攻撃によりシステムへの不正アクセスマルウェア感染、情報漏洩、外部へのサイバー攻撃の「踏み台」利用などの被害を受けた組織や個人を対象に、専用窓口による相談を受け付けている。

相談内容に応じて、被害状況の把握や被害拡大の防止のために必要な様々な支援活動をう。支援内容はケースバイケースだが、被害箇所や範囲の正確な把握、手口やマルウェア検体の解析、外部の専門機関(JPCERT/CCアンチウイルスソフトの開発元など)との連携、攻撃の遮断や外部への連鎖的な被害拡大を阻止するための対策の助言などをう。

相談者と連絡を取り合って情報収集や情報提供、対応手段の助言などをリモート支援が基本だが、現地に出向いて直に調査や対応をオンサイト支援に出動する事例もある。2014年に活動を開始し、ここ数年は相談件数が年間400件前後、リモート支援が100件台、オンサイト支援が20~30件前後で推移している。

(2021.7.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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