セキュリティソフト 【security software】
概要
セキュリティソフト(security software)とは、コンピュータを悪意のある第三者の攻撃から守り、あるいは脅威を検知・排除するソフトウェアの総称。また、複数の異なるセキュリティ機能を持つソフトウェアを組み合わせた総合セキュリティソフトのこと。代表的なものとして、コンピュータウイルスやインターネットワーム、トロイの木馬、スパイウェアなどの悪意のあるソフトウェア(マルウェア)を検知・除去するアンチウイルスソフト、ネットワークを通じて外部から行われる攻撃を防ぐファイアウォールソフトなどがある。
広義には、通信を暗号化するVPNソフトウェアや、ファイルやストレージの暗号化ソフト、電子メールの暗号化ソフト、迷惑メール(スパムメール)やウイルスメールを排除するメールフィルタリングソフト、有害なWebサイトへアクセスできないようにするWebフィルタリングソフト、広告ブロックソフト、ストレージの記録内容を完全消去するディスク消去ユーティリティなどを含める場合がある。
以前はアンチウイルスソフトのように特定の機能を持った製品が個別に提供されるのが一般的だったが、2000年代半ば頃から複数の機能を一つのソフトウェアパッケージに統合し、単一の製品で総合的にセキュリティを強化できる総合セキュリティソフトが普及している。また、Windows DefenderやFileVaultのようにOSに標準でセキュリティソフトやセキュリティ機能が内蔵される事例も増えている。
(2018.7.23更新)