共連れ 【piggybacking】 テールゲート攻撃 / tailgating / テールゲーティング

概要

共連れ(piggybacking)とは、立ち入りが制限されている区画に入場資格を持たない人が、資格を持つ人が入場する際に一緒に入り込んでしまうこと。また、不正侵入のために意図的にそのようにすること。

正規の入場権限を持つ人が入退場のためにドアやゲートを開いた隙に、許可を得ていない人が駆け込んで入退場する行為をを指す。許可を持つ人が意図的に手引きする場合と、無関係な第三者が近くに待機して勝手にう場合がある。

建物のエントランスがオートロックになっているマンションで不審者や勧誘員などが不正に入館する手段としてよく用いられるほか、企業など施設の重要区画に侵入してシステムの不正操作や機密情報の持ち出しなどを図る手口としてわれることもある。

共連れを防止するには、一度の認証で一人しか物理的に通ることができない自動改札型やロータリー型のセキュリティゲート、扉が二重になっており中間の区画に複数の人がいると反対側の扉が開かないインターロックゲートなどの設備を導入する必要がある。

また、監視カメラやセンサーで複数人の同時入場を検知して警報を発したり、退場時にも認証を必須とし、退出できずに滞留している不審者がいたら警備員が駆けつける「アンチパスバック」方式などで間接的に防ぐこともできる。

(2021.12.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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