CSIRTマテリアル

概要

CSIRTマテリアルとは、企業などでサイバーセキュリティ対応をう組織を構築するための知見をまとめた資料。JPCERT/CCが制作・公開している。

CSIRTComputer Security Incident Response Team)とは、企業や公的機関などの組織内に設置され、コンピュータシステム通信ネットワークに保安上の問題や被害に繋がる事象(セキュリティインシデント)が発見された際に対処する担当部門である。

CSIRTマテリアルは日本の組織横断的なCSIRTの一つであるJPCERTコーディネーションセンターJPCERT/CC)が発行している資料で、組織内にCSIRTの体制を整備し、業務を運用するのに必要な実践的な知識やノウハウ、ガイドラインなどをまとめている。

CSIRTの整備について「構想フェーズ」「構築フェーズ」「運用フェーズ」の3段階に分け、図表などを交えたPDF資料として提供している。経営層が情報セキュリティリスクに対応する必要性から説き起こし、各組織の実情に合わせて体制を整備するための記入式のシート、実際のインシデント対応業務のマニュアルの雛形など、実践的な内容を無償で公開している。

(2023.9.26更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる