NISC 【National center of Incident readiness and Strategy for Cybersecurity】 内閣サイバーセキュリティセンター

概要

NISC(National center of Incident readiness and Strategy for Cybersecurity)とは、日本政府の内閣官房に設置された、国の機関における情報セキュリティを所管する組織。国のサイバー攻撃対策の司令塔。内閣官房組織令に基づき設置され、センター長は内閣官房副長官補が兼務する。

国の情報システムへのサイバー攻撃の監視や対処、国としての情報セキュリティ対策方針の策定や行政機関への助言・援助、脆弱性など潜在的な驚異の調査や研究、諸外国の関係機関との連絡・調整、ライフラインなど重要な公共インフラサイバー攻撃からの防護などの活動を行う。

2000年に「内閣官房情報セキュリティ対策推進室」として設置され、2005年に「内閣官房情報セキュリティセンター」(National Information Security Center)に改組、2015年に現在の体制に改められた。

(2019.7.10更新)

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