読み方 : シマンテックエンドポイントプロテクション
Symantec Endpoint Protection 【SEP】
概要
Symantec Endpoint Protection(SEP)とは、米シマンテック(Symantec)社の企業向け総合セキュリティソフトの一つ。コンピュータウイルスおよびマルウェア対策、デスクトップファイアウォール、侵入防止システムなどの機能を備え、業務用のパソコンなどでの利用を想定している。解説 パソコンなどのクライアント端末が100台以上の中規模~大規模環境を想定した製品で、専用のサーバからネットワーク管理者が端末を一括管理する機能が提供される。これにより、Symantec Endpoint Protectionの導入(インストール)、設定変更、データ更新などを行なうことができる。
端末が5台から99台の小規模環境向けには廉価版の「Symantec Endpoint Protection Small Business Edition」が提供されており、Linuxへの対応や仮想化された環境への最適化などの機能が削られている。
また、管理を同社の運用するクラウド環境から行うことができ、自社内に管理用サーバを置かなくて済む「Symantec Endpoint Protection Cloud」や、スマートフォンやタブレット端末向けの「Symantec Endpoint Protection Mobile」、仮想デスクトップ環境(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)向けの「Symantec Endpoint Protection for VDI」など様々な環境・機器向けの製品・サービスが用意されている。
Symantec社は2019年に米ブロードコム(Broadcom)社に買収され、現在では同社のセキュリティソフトウェア部門の一部となっている。同社は、より包括的なエンドポイント保護システムのブランド名として「Symantec Endpoint Security」を立ち上げ、現在はSymantec Endpoint Protectionもその一部となっている。
(2025.8.29更新)