Symantec Endpoint Protection 【SEP】

概要

Symantec Endpoint Protection(SEP)とは、米シマンテック(Symantec)社の企業向け総合セキュリティソフトの一つ。コンピュータウイルスおよびマルウェア対策、デスクトップファイアウォール、侵入防止システムなどの機能を備え、業務用のパソコンなどでの利用を想定している。

パソコンなどのクライアント端末が100台以上の中規模~大規模環境を想定した製品で、専用のサーバからネットワーク管理者が端末を一括管理する機能が提供される。これにより、Symantec Endpoint Protectionの導入(インストール)、設定変更、データ更新などを行なうことができる。

端末が5台から99台の小規模環境へは廉価版のSymantec Endpoint Protection Small Business Editionが提供されており、Linuxへの対応や仮想化された環境への最適化などの機能が削られている。

また、管理を同社の運用するクラウド環境から行うことができ、自社内に管理用サーバを置かなくて済む「Symantec Endpoint Protection Cloud」や、Androidスマートフォン/タブレット端末やiOSデバイス(iPhone/iPad)、タブレット端末などの携帯情報端末向けの「Symantec Endpoint Protection Mobile」、仮想デスクトップ環境(VDIVirtual Desktop Infrastructure)向けの「Symantec Endpoint Protection for VDI」など様々な環境・機器向けの製品・サービスが用意されている。

(2018.7.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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