情報資産 【information asset】
企業や官公庁などの組織が収集、記録、蓄積している情報を、金銭や設備などと同じように組織が保有する一種の資産として捉えた用語である。典型的には組織に属する財産や従業員についての情報、製品やサービスについての情報、顧客や関係先、取引についての情報などが含まれる。
情報がどのような形態で保管されているかは問わず、書類など紙媒体に記録されたもの、コンピュータの内蔵ストレージ装置や光学ディスク、USBメモリ、磁気テープなどの記録媒体にデジタルデータとして記録されたもの、クラウドサービスなどを利用して外部の事業者の設備に保管されたものなどが含まれる。
情報資産の中には、個人情報や認証情報などのように第三者の手に渡ると被害や損害に繋がるものがあるため、重要性に応じて適切に保護し、権限のない者が触れることができないようにする仕組み作りが必要となる。情報の安全を確保することを「情報セキュリティ」と呼び、機密性、完全性、可用性の三つの要素から成る。
(2023.9.7更新)