情報資産 【information asset】

概要

情報資産(information asset)とは、企業などの組織が保有する資産としての情報情報が記録された書類や電子メディアなどの記憶媒体を含む。

企業や官公庁などの組織が収集、記録、蓄積している情報を、金銭や設備などと同じように組織が保有する一種の資産として捉えた用語である。典型的には組織に属する財産や従業員についての情報、製品やサービスについての情報、顧客や関係先、取引についての情報などが含まれる。

情報がどのような形態で保管されているかは問わず、書類など紙媒体に記録されたもの、コンピュータ内蔵ストレージ装置や光学ディスクUSBメモリ磁気テープなどの記録媒体デジタルデータとして記録されたもの、クラウドサービスなどを利用して外部の事業者の設備に保管されたものなどが含まれる。

情報資産の中には、個人情報や認証情報などのように第三者の手に渡ると被害や損害に繋がるものがあるため、重要性に応じて適切に保護し、権限のない者が触れることができないようにする仕組み作りが必要となる。情報の安全を確保することを「情報セキュリティ」と呼び、機密性完全性可用性の三つの要素から成る。

(2023.9.7更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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