読み方 : イーガブ

e-Gov

概要

e-Govとは、総務省が運営する行政情報の総合ポータルサイト。各府省の情報提供やオンライン手続きを一つの窓口にまとめたWebサービスで、2001年に開設された。「電子政府の総合窓口」とも呼ばれる。
e-Govのイメージ画像

従来、行政手続きは役所の窓口に出向いて書類を入手・提出する方法が中心であったが、e-GovではWebブラウザを通じて申請書の入力から送信までをオンラインで完結できる。開庁時間を気にせず深夜や休日でも利用でき、移動や待ち時間の削減にもつながる。行政機関にとっても書類処理の電子化による効率化が期待できる。

機能の柱の一つが「法令検索」で、憲法や各種の法律、政令、省令など国内の法令をデータベース化している。改正があった際も速やかに内容が更新されるため、誰でも最新の条文を無料で参照できる。もう一つの柱は「電子申請」で、社会保険や労働保険の手続き、税務申告、法人登記など多様な申請をオンラインで行える。本人確認にはマイナンバーカードによる電子署名が用いられる。

他にも、政府が規制や指針の案を公表して国民から意見を募る「パブリックコメント」の受付・公表もe-Gov上で実施される。郵送やファクスに加えてWebページ上のフォームから意見提出が可能になったことで、行政の意思決定過程への参加機会が広がった。公文書の開示請求をオンラインで受け付ける機能も備わっている。

システム面では、2015年にAPI機能の運用が始まり、民間の労務管理ソフトなど外部ツールと連携して申請を行える環境が整った。近年はデジタル庁の発足を受けてスマートフォン対応やインターフェースの刷新も進められており、行政サービスのデジタル化を支える基盤として継続的に整備が続けられている。

(2026.4.22更新)
 

他の辞典等による「e-Gov」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。