電子政府 【electronic government】 e-Government

概要

電子政府(electronic government)とは、行政府の業務や施策に情報システムインターネットを活用すること。事務の効率化や手続きの簡素化、行政サービスの利便性の向上などが見込まれる。

主な取り組みとして、文書管理など庁内業務のIT化の推進、インターネットによる情報提供、申請や手続き、取引などの電子化やオンライン化、部署や分野をまたがる関連手続きのワンストップサービス化などが挙げられる。

日本では2000年のIT基本法の制定、IT戦略本部の設置、いわゆるe-Japan戦略の策定により、電子政府を推進することが定められた。2018年には「デジタル・ガバメント実行計画」が策定され、2020年にはデジタル庁設置、2021年にはIT基本法に代わってデジタル社会形成基本法が制定されている。

インターネット上では総務省が主導して「e-Gov」(イーガブ)の名称でポータルサイト(総合窓口)が開設されており、各種の電子申請や法令検索、パブリックコメント受付、手続検索、行政サービスに関する案内などのサービスを提供している。

(2022.6.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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