ホットアイル 【hot aisle】 暖気通路

概要

ホットアイル(hot aisle)とは、データセンターサーバルームなどで、機器の空冷システムからの排気が集まる暑い空間(通路)のこと。

データセンターなどではコンピュータ通信機器などを収納した棚(ラック)が一列に並んでおり、の間が通路や作業用の空間になっていることが多い。棚の前面側同士、背面側同士が向かい合うように配置した際、背面側が面する通路や空間をホットアイルという。

機器内部の空冷装置は筐体の前面側から吸気して背面側に排気する構造が一般的なため、ホットアイル側には機器から排出された熱気のこもった空気が集まることになる。強力な換気扇の吸気口などを設けて効率的に屋外に空気を排出するようになっている。

一方、ホットアイルの裏側で機器の前面側が並んでいる通路や空間のことは「コールドアイル」(cold aisle)という。機器が冷却用の空気を吸い込む空間であるため、冷房の送風口などを集中させて常に冷たい空気を供給する。大規模なサーバルームはホットアイルとコールドアイルが交互に並んだ配置になっている。

(2021.8.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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