コロケーション 【co-location】 コロケ

概要

コロケーション(co-location)とは、所有者や運用者が異なる設備や機器を同じ施設にまとめて設置すること。そのような共同の設置場所を指すこともある。

大規模な通信回線や電源設備などを備えたデータセンターと呼ばれる施設に、コンピュータ通信機器を持ち込んで設置・運用することを指す。事業として法人や個人に向けそのような施設を提供するサービスを「コロケーションサービス」「ハウジングサービス」などという。

また、通信の分野では、自ら回線網を敷設して運用する通信事業者キャリア)の通信拠点に、他の通信会社などがサービスに必要な機材を持ち込んで接続することをコロケーションという。新規参入した通信サービス事業者が加入者宅までの末端の回線は大手事業者の既存設備を借り受け、拠点間の基幹回線網は自社で運用するような場合にわれる。

言語のコロケーション (collocation)

自然言語の文法の分野では、自然な表現とみなされる語と語の繋がりや組み合わせをコロケーションという。

例えば、大雨のことを英語では “heavy rain” というのが自然で “strong rain” とは言わない。一方、日本語では「強い雨」とは言うが「重い雨」とは言わない。

このように、言語によって形式的な意味や文法(の正しさ)とは別に、自然とみなされる単語の組み合わせが決まっている場合があり、これをコロケーションという。

(2019.7.28更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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