グリーンIT 【green IT】 グリーンICT / green ICT
概要
グリーンIT(green IT)とは、省電力化など、地球環境への負荷を低減できるIT関連機器やITシステムなどの総称。また、ITを活用することで地球環境への負荷を低減する取り組み(および両者の総称)を指す場合もある。ITのグリーン化
半導体技術の高度化や社会のコンピュータ利用の広まりと共に、コンピュータシステムの電力消費や発熱の増大が問題視されるようになり、これらを低減することでコスト削減と環境対策の両立を目指す取り組みとして、グリーンITという用語が使われるようになった。
具体的には、消費電力を抑えた半導体製品の活用や、サーバ統合や仮想化、クラウド化などを活用した機器の台数削減や利用効率の向上などが含まれる。
ITによるグリーン化
また、業務のIT化による効率向上やITシステムによる機器や設備の高度な電力制御などにより、従前よりも環境への負荷を低減する取り組みのことをグリーンITと呼ぶ場合もある。
これには、文書の作成・管理にIT機器を導入して紙の使用量を減らすペーパーレス化や、テレビ会議などの活用による出張の削減やテレワーク化、通信ネットワークで遠隔地を結んで行う遠隔授業や遠隔医療、住宅やオフィスのエネルギー利用の最適化(HEMS/BEMS等)などの取り組みが含まれる。
(2020.2.29更新)