システム生成 【SG】 System Generation / sysgen
概要
システム生成(SG)とは、オペレーティングシステム(OS)をコンピュータに導入したり稼働中のOSを更新する際、機材や環境、用途などに応じて適切な要素の選択や設定を行い、実際に稼働するシステムを生み出す工程のこと。開発元から提供されるプログラムなどの中から利用者の実際の稼働環境に必要なものを選別して組み合わせ、用途に適したオプションやパラメータなどを指定して実行イメージ(インスタンス)を作成する。
主に大型汎用機(メインフレーム)やオフコン(オフィスコンピュータ)、ミニコン(ミニコンピュータ)などのシステムで必要となる作業である。
システム導入
分野や企業によっては、情報システムを利用者のもとで使用可能にするための導入作業のことをシステム生成と呼ぶことがある。
システムの新設や入れ替え、移転などの際に行われるもので、実際の使用場所に機材を搬入して組み立てや設置、配線などを行い、必要なソフトウェアの導入や設定を行なって利用可能な状態にする。
その際に使用する、作業手順や設定項目の内容などを詳細に記した手順書のことを「SG仕様書」という。「セットアップ」「キッティング」などもほぼ同じ意味である(作業内容に応じて使い分ける場合もある)。
(2020.3.23更新)