スケールイン 【scale-in】

概要

スケールイン(scale-in)とは、コンピュータシステムの性能を縮小する手法の一つで、一体的に動作する機材の台数を削減することで規模を縮めること。スケールアウトの逆。

システムの規模を拡大する際、同じ構成・機能のコンピュータを複数台設置し、負荷分散うことで全体としての性能を向上させることを「スケールアウト」(scale-out)あるいは「水平スケーリング」(horizontal scaling)という。

スケールインはこれとは逆の構成変更で、スケールアウトによって増設した機材を撤去し、少ない台数で同じシステムの機能を維持する。IaaSなどのクラウドサービスで使用する機器の規模に応じて課金される場合に、不要な台数を削減して費用を減らしたい場合にわれる。

クラウドサービスなどでは、処理負荷に応じてシステムがある程度の幅で自動的にスケールアウトやスケールインを費用対効果最適化する「オートスケーリング」(autoscaling/オートスケール)を売り物にしている事業者もある。

(2024.1.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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