MTTF 【Mean Time To Failure】 平均故障時間

概要

MTTF(Mean Time To Failure)とは、機器やシステムなどの信頼性を表す指標の一つで、稼働を開始してから故障するまでの平均稼働時間。「MTTFが10年」とは「平均10年の稼働時間で故障する」という意味になる。

故障すると修理できず破棄・交換される部品などに用いられる指標で、複数の同じ装置を調べ、稼働を始めてから故障するまでの時間の平均を求める。MTTFが大きいほど稼働開始から故障までの時間が長いことを意味し、壊れにくく長期間安定して使用できる。

製品の壊れやすさを示す指標としては、総稼働10億時間あたりの平均故障回数である「FIT」(Failure In Time)も用いられる。これはMTTFの逆数に10億をかけたものに等しい。一方、故障したら修理して再び用いる機器やシステムの場合は、故障から次の故障までの平均稼働時間を評価することが多く、これを「MTBF」(Mean Time Between Failure平均故障間隔)という。

(2024.1.11更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる