UWP 【Universal Windows Platform】 ユニバーサルWindowsプラットフォーム

概要

UWP(Universal Windows Platform)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のWindows 10で動作する様々な種類の機器を包括する、統合されたソフトウェア開発、実行基盤。統一された環境で機器を問わずにソフトウェアを提供することができる。

同じWindows基盤としながらこれまで機器ごとに分かれていたAPIなどを整理、統合し、Windows 10が動作するどの機器に対しても共通の環境開発や提供、実行うことが可能となった。開発したソフトウェアはMicrosoft Storeを通じて配布、販売することができる。

プログラミング言語としてはC#Visual BasicC++言語などが使用でき、ユーザーインターフェースUI)の記述言語としてはXAMLExtensible Application Markup Language)を利用する。JavaScriptHTMLを組み合わせてWebアプリケーション風の開発スタイルを取ることもできる。

ソフトウェアの実行基盤としてはWindows Runtime(WinRT)を基本とするが、Windows API(Win32/Win64)、.NET Frameworkなども選択できる。DirectXサポートしており、C++などと組み合わせてXbox向けのゲーム開発などをうこともできる。

開発したソフトウェアWindows 10で動作するパソコンタブレット端末、Xbox One、IoTデバイスなどの組み込み機器、Surface HubやHololensのような同社製の情報機器などで実行することができる。CPUもこれらの機器に採用されているx86系x86-64x64)系、ARM系などをカバーする。

(2020.10.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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