OLE 【Object Linking and Embedding】

概要

OLE(Object Linking and Embedding)とは、Windowsの機能・仕様の一つで、複数のソフトウェアが連携したり、データを共有したりするための仕組み。

あるアプリケーションソフトで作成・編集している文書中に別のソフトウェアで作成したデータを埋め込んだり、そのソフトウェアの機能を呼び出してその場で編集することができる。これにより、例えばワープロソフトの文書中に表計算ソフトで作成した表を貼り付けワープロソフト側で表を編集することができる。

また、ドラッグアンドドロップ操作やクリップボードを介したアプリケーション間のデータの受け渡しや、汎用的な単機能プログラムの部品化(OLEコントロール)、Visual Basicスクリプト言語によるアプリケーション操作や自動化(OLEオートメーション)などの仕組みも実現した。

OLEから派生した技術・仕様として、ソフトウェアの機能を部品化して様々なソフトウェアから利用できるようにする方法の標準を定めた「COM」(Component Object Model)や、OLEの仕組みをインターネットなど通信ネットワークを通じて利用できるようにした「ActiveX」などがある。

(2023.2.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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