uRPF 【Unicast Reverse Path Forwarding】
概要
uRPF(Unicast Reverse Path Forwarding)とは、ルータのパケットフィルタ機能の一つで、経路表(ルーティングテーブル)の内容に基づいて、パケットの送信元IPアドレスが到達可能でない場合に転送を拒否するもの。ルータは受け取ったパケットをどの隣接ルータ(ネクストホップ)に転送すればよいか判断するため、宛先と次の転送先の対応関係を整理したルーティングテーブルというデータを持っている。各ルータが宛先を見て隣に転送を繰り返すことで、送信元から宛先までパケットが運ばれていく。
uRPFはこのルーティング機能を利用してパケットの転送可否を判断するフィルタ機能である。パケットの宛先ではなく送信元IPアドレスをルーティングテーブルに照らし合わせ、到達可能なIPアドレスから送られてきたものかを調べる。送信元までの経路が存在しない場合は送信元を偽装した不正なパケットであるとみなして破棄(ドロップ)する。
(2023.5.31更新)