SWG 【Secure Web Gateway】 セキュアWebゲートウェイ

概要

SWG(Secure Web Gateway)とは、Webアクセスを中継するプロキシの一種で、危険なサイトやコンテンツへのアクセスを遮断するセキュリティ機能をクラウドサービスとして提供するもの。URLフィルタ、アプリケーションフィルタ、アンチウイルスサンドボックスなどの機能が統合されている。

モバイル端末やリモートワークの普及により、従業員が社内の端末以外の様々な機器、ネットワーク環境からWeb閲覧を行う機会が増え、従来のように社内ネットワークとインターネットの境界に固定的に設置されたセキュリティ機器では十分に守り切ることが難しくなっている。

SWGはクラウドサービスとしてプロキシ機能を提供し、端末とインターネット上のWebサイトとのデータの送受信を監視・中継する。利用者がどのような環境にいても、SWGを経由することで情報システム部門の運用ポリシーを適用し、安全にWeb閲覧を行うことができるようにする。

具体的には、WebフィルタリングURLフィルタリング)やアプリケーションフィルタ(アプリケーション制御)により、リスクのあるサイトや業務に不要なサイトへのアクセス、管理者の許可していないアプリケーションの利用をブロックする。また、アンチウイルスゲートウェイ機能によりマルウェアの検知や遮断を行い、不審なファイルはサンドボックス環境の中で開くことで感染を阻止する。

(2022.1.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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