ブラックリスト【blacklist】BL
概要
ブラックリストとは、拒否する対象を列挙した目録、またはその目録に基づき制限を行う方式のこと。リストに登録された対象だけを拒否し、それ以外はすべて受け入れる仕組みであり、IT分野では通信やアクセスの制御に広く用いられている。

ブラックリストは対象を選別して受け入れたり拒絶したりする仕組みの一つで、拒否する対象をあらかじめリストに登録し、そこに含まれていないものはすべて許可する方式を指す。IT分野では、このような運用を「ブラックリスト方式」と呼び、通信やアクセス、データの受信などを制御する場面で利用される。
ブラックリスト方式は、拒否すべき対象を具体的に特定でき、その数が許可すべき対象に比べて少ない場合に適している。URLフィルタや迷惑メールフィルタ、ファイアウォールなどの設定では、不正な接続先や送信元アドレス、特定のキーワードを登録し、それ以外の通信や情報はすべて通過させる運用が行われる。
一方で、ブラックリスト方式には、未知の脅威や新たな不正対象への対応が後手に回りやすいという課題もある。新しい攻撃手法や不審な対象が出現した際には、その度にリストへ追加する必要があり、登録前の対象を防ぐことは難しい。このため、コンピュータウイルス対策ソフトのシグネチャ更新や不正アクセス対策では、リストの継続的な更新が欠かせない。
対照的な考え方として、許可する対象のみを登録し、それ以外をすべて拒否する「ホワイトリスト」(white list)方式がある。安全性を重視する環境ではホワイトリスト方式が採用されることも多いが、運用開始時に許可対象を網羅的に登録する必要があり、管理負担が大きくなりやすい。近年では色にポジティブあるいはネガティブな意味を対応付けて表すのは好ましくないとする考え方が広まっており、「拒否リスト」(deny list)「ブロックリスト」(block list)のように言い換えることもある。
(2026.6.23更新)
関連用語
他の辞典等による「ブラックリスト」の解説 (外部サイト)
- ウィキペディア「ブラックリスト」
- MarkeZine マーケティング用語集「ブラックリスト」
- TechTerms.com (英語)「Blacklist」
- Techopedia (英語)「Blacklist」
- PC Magazine (英語)「blacklist」
資格試験などの「ブラックリスト」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平28修7】 WAFに登録された検出パターンと判定の関係のうち,適切なものはどれか。