RBI 【Remote Browser Isolation】 リモートブラウザ分離

概要

RBI(Remote Browser Isolation)とは、クラウドサービス上に外部から隔離されたWebブラウザ操作環境を設け、顧客に提供するサービスWeb閲覧をきっかけに起きるマルウェア感染などを防ぐことができる。

企業などで利用者が手元の端末Webブラウザを使用せず、他のシステムから分離された専用の環境Web閲覧をう手法を「Web分離」あるいは「ブラウザ分離」という。Web経由でマルウェア不正アクセスの被害に遭い、情報システム上の重要な機能やデータが侵害されるのを防ぐためにわれる。

RBIはこの隔離されたWeb閲覧環境をクラウドサービスとして提供するもので、顧客はクラウド事業者のデータセンターに用意された環境に接続し、Webブラウザを操作する。利用者端末には回線を通じて操作画面が動画として転送され、ブラウザ側の環境から端末側に干渉することはできない。

Web分離の他の方法としては、Web閲覧用の物理的な端末オフィス内に設けて使い分ける方法や、端末内に仮想化ソフトなどで隔離されたソフトウェア実行環境を用意してブラウザを起動する方法、オフィス内のサーバ仮想デスクトップ環境などを設けてWebブラウザを使用する方法などがある。

(2024.7.20更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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