DLP 【Data Loss Prevention】 Data Leak Protection / データ損失防止

概要

DLP(Data Loss Prevention)とは、企業や官庁などの情報システムで、機密情報の紛失や外部への漏洩を防止・阻止すること。また、そのための装置やソフトウェアシステム、仕組みなど(DLPシステム)のこと。

一般的な情報漏洩対策やシステムと異なる点は、データ自体に着目してその操作や複製、移動を補足する点と、外部からの攻撃・侵入だけでなく組織内部の正規利用者の行動も監視や制限の対象とする点である。

DLPシステムは企業の情報システムに保管されているデータ機密性や重要性を認識・識別し、従業員がコンピュータを操作する際に当該データを扱っているかどうかを常に監視している。

誤操作や不正な動機からネットワークを通じて外部へ送信しようとしたり、USBメモリなどにコピーして持ち出そうとすると、管理者に警報を発したり、その操作を自動的にキャンセルする。

(2020.1.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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