URLフィルタリング 【URL filtering】

概要

URLフィルタリング(URL filtering)とは、端末から利用可能なWebコンテンツを制限するWebフィルタリングの実装方式の一つで、Webページアドレスを元に接続の可否を判断する方式。

Webフィルタリングは特定のWebサイトサービスへの接続を制限し、通信を遮断する技術で、家庭や学校で子どもが大人向けのコンテンツに触れないようにするためや、企業などで従業員が業務と無関係なサイトや危険なサイトに接続しないようにするために用いられる。

URLフィルタリングでは、WebサイトのURLフィルタリングに基づいて接続の可否を判断し、不許可のサイトへの通信を遮断する。リストに列挙したサイトへの接続を許可し、他をすべて遮断する方式を「ホワイトリスト方式」または「許可リスト方式」と呼び、列挙したサイトへの接続を拒否し、他をすべて許可する方式を「ブラックリスト方式」または「拒否リスト方式」という。

インターネット上には膨大な数のサイトサービスがあり、利用者が一つ一つURLを登録するのは手間がかかりすぎるため、フィルタリングを行うソフトウェアや機器の開発元がジャンルごとにまとめた基本的なリストを提供し、利用者側で有名サイトの可否など一部を編集して適用する仕組みになっている。

(2025.2.26更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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