MDR 【Managed Detection and Response】
概要
MDR(Managed Detection and Response)とは、サイバーセキュリティに関するサービスの一つで、企業などが運用する端末に対する攻撃やマルウェアなどの検知・対応を代行するもの。EDRの運用サービスを指すことが多い。EDR(Endpoint Detection and Response)は主にソフトウェアとして提供されるサイバーセキュリティ対策システムの一種で、情報システムのネットワーク末端(エンドポイント)に存在するパソコンやサーバ、モバイル端末などの状態を常時監視し、不審な挙動をいち早く検知する。
EDRの導入や運用には、ツールから管理者に送られた記録や報告の分析、脅威を発見した際の対処などに一定の知識や技能が要求される。MDRはEDRの運用を代行するサービスで、企業内に導入されたEDRシステムからの報告を遠隔拠点で受け取り、重大なセキュリティインシデントが発生した際の顧客への通報、端末の隔離などの緊急対応、被害の有無や実態の調査、不審なファイルやシステム挙動の解析、定期的な報告などを行う。
(2023.1.17更新)