サーキットレベルゲートウェイ 【circuit-level gateway】

概要

サーキットレベルゲートウェイ(circuit-level gateway)とは、ファイアウォールの種類の一つで、TCPUDPなどのトランスポート層のレベルで内外の通信を中継するもの。

ファイアウォールインターネット構内ネットワークLAN)などの境界に置かれるネットワーク機器の一種で、管理者が指定した特定の条件に当てはまる通信を遮断することで外部からの攻撃を防ぐ。

サーキットレベルゲートウェイはTCPTransmission Control Protocol)やUDPUser Datagram Protocol)による内外の通信を中継するが、通過するパケットの送信元や宛先を動的に書き換え、外部のホストに対して自分が通信主体であるかのように見せかける。

これにより、内部ネットワークプライベートIPアドレスを利用している場合にNATなどを用いなくても内部のホストが外部と通信できるようになるほか、外部から内部ネットワークアドレスや構成などを隠蔽し、攻撃の手掛かりとなる情報を与えない効果がある。

(2021.11.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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