Microsoft 【マイクロソフト】 MS
概要
Microsoft(マイクロソフト)とは、アメリカの大手ソフトウェア企業。パソコン向けオペレーティングシステム(OS)製品「Windows」シリーズや、オフィスソフト「Microsoft Office」シリーズなど、パソコン向けソフトウェア製品の開発・販売が主な事業。「MS」の略称でも知られる。パソコン・タブレット端末向けOSの「Windows」シリーズや、サーバ向けOS「Windows Server」シリーズ、オフィスソフト「Office」シリーズ(および、その構成要素の「Word」「Excel」「PowerPoint」など)、Windows向けソフトウェア開発ツール「Visual Studio」シリーズ、Windows Server向けのサーバソフトウェア(「SQL Server」「Exchange」「SharePoint」など)、などのソフトウェア製品の開発・販売(一部は無償提供)が主力事業。
他にも、据え置き型家庭用ゲーム機「Xbox」シリーズおよび対応ゲームソフトの開発・販売や、Windowsに同梱されるWebブラウザ「Microsoft Edge」を起点とした、Web検索エンジン「bing」、無料メールサービス「Outlook.com」(旧Hotmail)、チャットおよびビデオ通話ソフト「Skype」などのインターネット事業でも多数の利用者を獲得している。
近年では、企業向けのIaaS/PaaS型クラウドサービス「Microsoft Azure」や、オフィスソフトのサブスクリプションサービス「Microsoft 365」、オンラインストレージ「OneDrive」など、ネットサービスやクラウドサービスにも力を入れている。米オープンAI(OpenAI)社に出資して生成AIを自社製品の機能に統合するなどの動きも見せている。
Windows搭載パソコンを製造・販売するパートナー企業との競合を避けるため、コンピュータのハードウェアそのものの製造・販売は行なってこなかったが、マウスやキーボードなど周辺機器は以前から販売していたほか、近年では「Microsoft Surface」ブランドでタブレット端末やノートパソコンを製造・販売している。
1975年にビル・ゲイツ(William H. Gates III)氏らが創業した企業で、黎明期のパソコン(マイコン)市場でプログラミング言語「BASIC」の実行環境や、16ビットCPU対応のOS製品「MS-DOS」(およびIBM PC版のPC DOS)などで成功を収め、世界的な大手ソフトウェア企業としてパソコンの普及と共に急激に成長した。現在ではアップル(Apple)社やグーグル(Google)社と並んでアメリカのIT/ネット業界を代表する世界的企業として知られる。