OneDrive 【SkyDrive】
概要
OneDrive(SkyDrive)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社が提供するクラウドストレージサービス。利用者は手元のコンピュータのストレージに保存されたファイルなどをインターネットを通じて同社の運営するサーバへ複製し、保管することができる。利用にはMicrosoftアカウントの登録が必要で、登録すると無料で5GB(ギガバイト)の容量が割り当てられ、自由に使うことができる。保管容量は月額224円の有償版で100GBに拡張でき、Office 365 Solo(年額12,744円)に加入すれば1TB(テラバイト)に増加する。後者ではプレミアム機能も提供される。
Windowsエクスプローラに機能が統合されており、コンピュータ上のドライブやフォルダと透過的にファイルのやり取りができるほか、同期機能でローカル側の指定されたフォルダと内容が常に一致するように設定することができる。
Webブラウザだけで使用することができ、標準的なブラウザが動作すればWindows以外の様々な環境から同じように利用できる。スマートフォンやタブレット端末向けには専用のアプリも公開されており、AndroidやiOS(iPhone/iPad等)環境で使用できる。
保管できるファイル形式などに制限はなく、一つのファイルの最大サイズは10GBとなっている。画像や動画、文書などのファイルは同社により監視されており、違法あるいは規約違反の内容が含まれる場合は削除やアカウント凍結などの措置が取られる。
2007年に「Windows Live SkyDrive」としてWindows Liveサービスの一部として開始され、2012年にはWindows Liveブランド廃止に伴い「Microsoft SkyDrive」に改称された。その後他社との商標権争いなどもあり、2014年に現在の「Microsoft OneDrive」に改められた。
(2019.8.28更新)